
磁気式測定原理

磁気式測定原理
磁気式エンコーダは磁場センサ技術を使って角度位 置を決定します。エンコーダのシャフトに固定された 永久磁石
が 特定の絶対位置読出しセンサ によ りサンプルされる磁場
を作りだします。

信号処理が高性能の鍵
POSITALのIXARC磁気式エンコーダを光学システムの性能レベルにまで改善させた画期的なテクノロジーは、新世代のセンサーテクノロジーシステムに基づくものです。本カスタム設計のホールセンサーは、高性能な32ビットのマイクロプロセッサを使った複雑な信号処理と組み合わされることで非常に優れた分解能と精度を提供し、待ち時間はわずか数マイクロセカンドにしか過ぎません。POSITALはまたインクリメンタル インタフェースを使用しているため、エンコーダが使用される全範囲をカバーできます。
マルチターン計測テクノロジー
ホール効果のセンサーシステムは、アブソリュートエンコーダのシングルターンに使用されます。しかしながら、外部電源が切断されるとエンコーダは回転数を数えることができません。POSITALは、バッテリーやギアを全く必要としないウィーガンド効果に基づくシステムによってこの問題を解決しました。バッテリーを使用することには多くの不利な点があります。バッテリーの寿命は限られている上に、重量がかなりあり、また有害物質も含んでいます。ギア装置も、それ自体が大きく、複雑で、費用がかかり、またショックや振動に弱いという欠点があります。回転速度にかかわらず、たとえそれがゼロに近い状態であっても、ウィーガンド効果に基づくシステムは短くて、強力な電圧パルスを発生させ、アブソリュートエンコーダのカウント用電子部品に十分な電力を供給します。このため、回転数のカウンターは外部の電源供給から独立して機能できます。この原理は2005年以後市場で評価を受けており、今後は、要求の厳しい環境であっても、バッテリーの交換が必要なく、アブソリュートポジション (絶対位置)を信頼性の高い精度で提供します。
磁気式エンコーダの特徴
- 堅牢で耐久性がある
- 機構として、簡単で経済的、また バッテリ・ギアがない。
- 小さなスペースで設置するためにコンパクト設計である。

測定原理
光学式エンコーダの鍵となる構成要素の一つエンコーダシャフト
上に取り付けられているコードディス
ク
があります。これは透明及び不透明領域の同心パターンを持つ透明な材質からできているディスクです。 LED
からの赤外線 光がコードディスクを通してずらりと並んだ光検出器´
上で光ります。シャフトが回転するにつれて、光検出器の一つの特定の組合せが点灯するか又はディスク上のパターンにより光から遮断されます。マルチターンのモデルには、
一つの歯車列
に配置された追加の一つのセットのコードディスクがあります。メインのエンコーダシャフトが回転するにつれて、これらのディスクは歯車が
噛み合ってオドメータの輪のように回転します。各ディスクの回転位置は光学的にモニターされ、その出力がエンコーダシャフトの回転数のカウント数となり ます。

機能性
POSITAL の IXARC 光学式エンコーダは高度に統合された Opto-ASICS を使用しており、増分信号とともに最大 1 回転当たり 16 ビット(65,536 ステップ)までの分解能を提供します。マルチターンモデルでは、測定範囲を機械的ギア式コードディスクにより回転数を最大 16,384 (214) 回転まで拡大することができます。
光学式エンコーダの特徴
- 優れた動応答に加え分解能と精度も高い
- 高磁場の地域での使用に向く
- 絶対位置を失うリスクがない
- 予備のバッテリーが必要ない