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SSI

ssi_encoder

SSIは、PLC/Masterとエンコーダの二地点間を繋ぐシリアルインターフェースで、広く利用されています。RS422規格に従っています。

ポジション値は、最上位ビット(MSB)から始まる制御システムのクロック信号に同期して転送されます。非稼動時には、クロックだけでなくデータ回線も高 位置にあります。クロックシーケンスのクロック信号が初めて高位置(H)から低位置(L)に変化すると同時に、並直列変換器のビット並列データが内部 Sload信号を介してシフトレジスタの入力ラッチに記憶されます。こうしてポジション値の転送中にデータに変化が起きないようにしています。次に、ク ロック信号の立ち上がりエッジの移行が起こり、それとともに最上位ビット(MSB)から送信が始まります。このクロック信号の立ち上がりエッジの移行が起 こる度に、一段下位の有効ビットがデータ回線の出力にセットされます。最下位ビットがシフトアウトされた後、最後のクロック信号の立ち上がりエッジの移行 でデータ回線を低位置に切り替えます(転送終了)

中断時間

最後のクロック信号が立下がった後、再トリガー可能のモノ・フロップが内部遅延時間(次回転送用に回転エンコーダや他のエンコーダが選択されるまでの時間)を決定します。これにより、連続する2つのク ロックシーケンス間での最小許容中断時間が確定されます。

シングルおよびマルチ転送

ポジション値のシングル転送とマルチ転送では違いがあります。ポジション値を転送するには、クロックインパルスの限定番号(n)がエンコーダのクロック入力に セットされなければなりません。シングル転送では、シングルターンンモデルにはこの番号がn = 13となり、複回転モデルにはこの番号がn = 25となります。ポジション値 の複式転送はクロックシーケンスを倍数にすることで可能になります。マルチターンにはクロックシーケンスn + 1 = 26クロック、そしてシングルターンにはn + 1 = 14を含む事がとても重要となります。26回のクロックシーケンスで低位置から高位置へと移行した後、データ出力に「L」信号が現れます。この情報により、連続する倍数のポジション値は他のものと区別されます。